研究課題/領域番号 |
16K17116
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
水野 倫理 神戸大学, 経済学研究科, 准教授 (60589315)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 複数財 / 寡占市場 / 垂直的市場 / 直接販売 / 販路選択 / 投入物選択 / 複数財生産 / 垂直的製品差別化 / 経済政策 / 製品差別化 |
研究成果の概要 |
この研究では,企業が品質の異なる複数の財を販売する市場について研究を行った。主な研究結果として,以下が得られた。企業が品質の低い財を新製品として販売する場合,小売企業を通じた販路と,インターネットを通じた販路の両方を用いることが分かった。また,この研究の過程で得られた副次的な成果として,以下を得た。それは,企業が投入物を選択する市場に関する研究,直接販売の誘因と効果に関する研究,川上企業が価格競争を行っている市場に関する研究である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究では,企業が新製品を販売する場合の販路をどのようにするかについて,あまり分析がされていなかった。この研究では,取引関係にある小売企業を導入することで,消費者へ直接販売を行う販路と,小売企業を通じた間接販路を同時に検討することができた。また,先行研究で使用されているモデルに対して,本研究で扱ったモデルの特徴を導入することで,各研究領域に新たな知見をもたらすことができた。これらの成果を蓄積することで,将来的に競争政策を行う際の資源として用いることができると考えている。
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