研究課題/領域番号 |
16K17708
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
藤澤 幸太郎 早稲田大学, 理工学術院, 日本学術振興会特別研究員 (30732408)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | マグネター / 磁場進化 / ホール効果 / 両極性拡散 / 中性子星 / 数値計算スキーム / 強磁場の進化と起源 / 宇宙X線 / トロイダル磁場 / 強磁場の起源と進化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、強磁場中性子星マグネターの磁場を様々な物理過程を用いてモデル化することで、マグネター磁場の進化を議論し強磁場の起源に迫ることである。マグネターの強磁場の起源としては様々な物理モデルが考えられているが、本研究では古典的で最も広く受け入れられているマグネター内部の荷電粒子によって強磁場が生み出されていると考えて、そのコアでの両極性拡散を議論した。その結果、両極性拡散によるコア磁場の拡散にはクラストの磁場構造とコア・クラストの境界条件が重要であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、マグネターの磁場の起源とその進化を明らかにするために、コアにおける両極性拡散のタイムスケールを計算した。これまでの先行研究ではコア磁場のみを交流したものがほとんどであったが、コア・クラスト両方の磁場構造を考えてコア磁場の両極性拡散の働くタイムスケールを計算した。その結果、これまであまり考慮されていなかった、コア・クラスト磁場の境界条件が両極性拡散のタイムスケールに重要な影響を及ぼすことが分かった。
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