研究課題/領域番号 |
16K19207
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 関西医療大学 |
研究代表者 |
荒川 裕也 関西医療大学, 保健医療学部, 助教 (30733175)
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研究協力者 |
岩谷 良則 大阪大学, 大学院医学系研究科 保健学専攻 生体情報科学講座, 教授
渡邉 幹夫 大阪大学, 大学院医学系研究科 保健学専攻 生体情報科学講座, 准教授
日高 洋 大阪大学, 医学部附属病院 検査部
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 自己免疫甲状腺疾患 / SNP / IL15 / サイログロブリン / DISER / バセドウ病 / 自己免疫性甲状腺疾患 / メチル化 / Th17 / Treg / フローサイトメトリー / IL-15 / 橋本病 / 一塩基多型 / DNAメチル化 / 遺伝子 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
DNAメチル化によるAITD病態関連遺伝子の候補として複数の遺伝子を同定した。GDにおいて、TG rs2703013 Tアレルが難治群に比べ寛解群で増加し、TT型でTgAb価が低下していた。またDISER mRNA発現が難治群に比べ寛解群で低値であった。HDにおいて、DROSHA mRNAは、軽症群に比べ難治群で高かった。また、IL15 +96522 AA型及びAアレルが軽症群に比べ、重症群で高く、Th17細胞増加との関連が示唆された。結論として、GDの病態にはTG及びDISER,HDの病態にはDROSHAが関連している可能性がある。これらの遺伝子のメチル化との関連については現在解析中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、バセドウ病の治療における奏功性に関連する遺伝子や橋本病の甲状腺機能低下症発症に関連する遺伝子が明らかとなった。この発見は、新たなAITD病態の解明や予防診断検査の開発に貢献できると考えられる。さらに現在進行中であるこれらの遺伝子におけるメチル化との関連が明らかになれば、DNMT1制御による新たなバセドウ病治療法につながる可能性がある。
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