研究課題
若手研究(B)
本研究では、指定難病である全身性エリテマトーデス(SLE)の治療薬開発を目指し、TLR7選択的な低分子阻害剤であるCB-7の有効性評価を行った。CB-7はマウス及びヒトの免疫細胞において明確なTLR7阻害効果を示した。一方、SLEモデルマウスにおける有効性は低く、その原因としてCB-7の体内動態・代謝安定性に問題があることがわかった。この問題を解決するために、誘導体合成を行った。その結果、CB-7よりも高い活性を有する複数の誘導体が得られ、構造活性相関も明らかとなった。既に構造生物学を基盤とした最適化合成に着手している。今後、より活性が高く体内動態・代謝安定性に優れた化合物の創出が期待できる。
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Journal of Biological Chemistry
巻: 292 号: 37 ページ: 15378-15394
10.1074/jbc.m117.791780
http://www.med.u-toyama.ac.jp/immbio/index.html