研究課題/領域番号 |
17590705
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
中村 哲也 群馬大学, 医学部, 助教授 (10272238)
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研究分担者 |
倉林 正彦 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00215047)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 高血圧 / インスリン抵抗性 / アンジオテンシン変換酵素 / 動脈硬化 / ゲノム / 遺伝子 / 循環器・高血圧 / 老化 |
研究概要 |
高血圧とインスリン抵抗性は、動脈硬化危険因子の重積する病態の基礎にある。L型カルシウムチャネルブロッカー(CCB)やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)は、心血管病発症の抑制に有用である。 肥満糖尿病ラットOLETFと正常対照のLETOラットで、CCBのazelnidipineがレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAAS)の構成因子mRNAに対する影響を検討した。30週齢OLETFとLETOに、azelnidipineを2週間投与した(各群15匹)。OLETFの腎皮質と外髄質のアンジオテンシン変換酵素(ACE)のmRNAは、LETOより減少していたが、azelnidipineにより、さらに減少した。OLETFの腎皮質ミネラルコルチコイド受容体(MCR)mRNAは、LETOよりも上昇していたが、azelnidipineにより減少した。腎皮質のangiotensin type I受容体mRNAはOLETFとLETOで差はなく、azelnidipine投与でも変化しなかった。 次に、未治療であるか3ヶ月以内にARB及びACEが投与されていない高血圧患者46例を対象に、ARBであるバルサルタン40〜160mg/日の24週間投与前後で脈波伝播速度を測定した。バルサルタンの投与24週間により、血圧は155±2/90±2mmHgから140±3/82±2mmHgに、脈波伝播速度は1853±49cm/sから1682±52cm/sに有意に低下した。 臓器保護効果は、降圧作用とRAAS抑制によると考えられる。ACEとMCRのmRNAに対するazelnidipineの抑制作用は、糖尿病合併高血圧において、azelnidipineが降圧作用以上の臓器保護効果を示すことが期待させた。バルサルタンは、降圧とともに脈波伝播速度を良好に低下させ、長期的な血管保護に作用することが期待された。
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