研究課題/領域番号 |
17H01196
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
北川 宏 京都大学, 理学研究科, 教授 (90234244)
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研究分担者 |
前里 光彦 京都大学, 理学研究科, 准教授 (60324604)
大坪 主弥 京都大学, 理学研究科, 助教 (90601005)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
44,200千円 (直接経費: 34,000千円、間接経費: 10,200千円)
2019年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2018年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2017年度: 16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
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キーワード | 金属錯体化学 / 無機化学 / 固体物性化学 |
研究成果の概要 |
次元交差領域に存在する幾何学的構造体が示す特異な物性ついては、物性理論家を中心として以前から予言されてきたが、設計・構築が極めて困難なことから、当該研究の進展が長年阻まれてきた。本研究では、配位化学による合理的な構築手法を用いることによって、次元交差領域に存在する様々な幾何学的構造体を合成し、さらなる物質開発を進めて、次元交差領域に潜む新規物性の開拓を行い、体系的な次元交差科学を確立された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
強い電子-格子相互作用や電子相関及び比較的大きな電子移動積分が導入可能な混合原子価金属錯体を基本骨格として、梯子構造を有する多彩な配位高分子群の設計・構築を行った。一次元電子系と二次元電子系の狭間に位置する梯子系は、鎖の本数や偶数・奇数鎖に強く依存した物性が発現されることが知られている。奇数鎖においてはギャップレスの磁性を示し、偶数鎖ではスピンギャップを示すことが知られており、将来的には量子デバイスへの応用が期待されている。
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