研究課題/領域番号 |
17H03035
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
岸川 圭希 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (40241939)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | 強誘電性 / 液晶 / 柱状相 / 電場応答 / ポリマーシート / 記録素子 / 超分子 / 自己組織化 / 電圧応答 / ナノ構造 / ポリマー / 分極 / 第二次高調波発生 / ナノ材料 / 柱状構造 |
研究成果の概要 |
液晶状態の化合物において、ナノレベルの分極状態を維持することは、電場応答の高密度記録素子を実現するために必要であるが、現状では実用的な化合物は見出されていない。本研究では、光学活性な尿素誘導体において、強誘電性(外部電圧に応答して分極し、その分極状態が維持される性質)を実現した。さらに、光学活性な誘導体と光学不活性な誘導体の分極構造やその安定性を比較することで、強誘電性の発現メカニズムを解明することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体内で行われているような「ナノの世界で構造体を形成すること」が今後の産業や医療の技術において、革新的な発展を生むと考えられる。本研究の成果は、非接触で液晶シート上へのナノレベルの情報記録をする基礎技術の成功であり、1)ナノレベルの情報記録、2)重合性分子の配置、3)光重合によるナノ構造体の構築、という方法論の第一段階の達成に相当する。さらに、本研究では、新しい有機圧電体を作製する方法の開発にも成功している。
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