研究課題/領域番号 |
17H07066
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公法学
|
研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
菅谷 麻衣 常葉大学, 法学部, 助教 (10802316)
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 憲法 / アメリカ憲法 / 言論の自由 / 有害・不快言論 / 低価値言論 / チェイフィー / ヘイト・スピーチ / 明白かつ現在の危険 / 内容規制 / 表現の自由 / 有害・不快表現 |
研究成果の概要 |
本研究は、日米の有害・不快表現に関する比較研究である。本研究では、わいせつ物や名誉毀損といった低価値言論の規制根拠に関する日米の史料を調査した。その結果、日米の法学界において、低価値言論が規制されることは広く受け入れられているが、その規制根拠については明らかとなっていないことが分かった。 そこで本研究では、ヘイトスピーチなどの有害・不快言論を規制する際の実質的な規制根拠を明らかにし、裁判所が当該言論を解釈する際の指針を示すことを目的とした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な特色は、これまで日米の憲法学界で十分検討されてこなかった低価値言論類型の実質的な規制根拠から、当該類型の規制の限界を明らかにしようとする点にある。つまり、本研究は低価値言論の法理の詳細を論じぬまま、徒にそれを受容してきた日米の実務・学界に有効な解釈論を提示するものである。したがって、本研究が達成された際には、低価値言論類型の実質的な規制根拠が明らかとなり、当該類型に新たな言論が付加される際の立法ないし解釈上の指針が示される。
|