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人はロボットをどのように理解するのか

研究課題

研究課題/領域番号 17J05061
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 社会学
研究機関千葉大学

研究代表者

小室 允人  千葉大学, 人文社会科学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2018年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2017年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード会話分析 / エスノメソドロジー / HRI / 対話ロボット
研究実績の概要

本研究の目的は,ロボット,AIとヒトとのインタラクションを調査することで,ヒトがロボットやAIをどのような相互行為の相手として理解しているのかを探るものである.本年度は,初年度の研究の分析,理論を発展させたものを,5th International Conference of Conversation Analysis ICCA-18にて発表した.発表後には,多くの国外研究者からの有益なコメントを得ることができた.
また,この初年度の研究成果がきっかけとなり,本年度から新たに,工学者との共同研究をスタートさせた.本研究では,WoZ(Wizard of Oz)法により制御されているロボットと実験参加者の相互行為場面において,ロボットのオペレータが,実験参加者との相互行為をスムーズに進行させるために,限られた相互行為資源をどのように用いているのかの検討をおこなった.こちらの研究成果に関しては,2019人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)第85回研究会にて発表した.
更に,これまでの人間が操作するWoZ法データとは別に,全自動のロボットと実験参加者との相互行為の分析・検討が,現在まで継続中である.本研究は,これまでの研究で得られた知見からの発展研究であるが,その成果については,まだ学外での発表,投稿などには至ってはいない.しかし都内で開催されている研究会から出版される本の一章として,執筆の依頼を受けており,現在執筆中である.具体的な本研究の内容であるが,実験参加者がロボットへ音声を入力する際に,先と同じ発話の繰り返す,もしくは全く別の発話を産出する,という事例が観察された.これらの事例から,人間がロボットへ音声を入力しようとするときに実践として従っている規則を明らかにしようとするものである.

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Wizard-of-Oz 対話におけるオペレータの操作戦術の分析に基づく協調的対話システムデザインの検討2019

    • 著者名/発表者名
      船越 孝太郎 小室 允人
    • 雑誌名

      SIG-SLUD

      巻: B5 ページ: 86-93

    • NAID

      130008057910

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 対話エージェントとの会話における発話の重なりと解消法2018

    • 著者名/発表者名
      小室允人
    • 雑誌名

      SIG-SLUD

      巻: B5 ページ: 24-30

    • NAID

      130008057775

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 対話におけるオペレータの操作戦術の分析に基づく協調的対話システムデザインの検討2019

    • 著者名/発表者名
      船越孝太郎(京都大)・小室允人(千葉大)
    • 学会等名
      人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)第85回研究会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] Treating responses as ‘premature’ in interactions with a dialogue agent2018

    • 著者名/発表者名
      Masato Komuro
    • 学会等名
      5th International Conference of Conversation Analysis ICCA-18
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 対話エージェントとの会話における発話の重なりと解消法2018

    • 著者名/発表者名
      小室允人
    • 学会等名
      人工知能学会第82回SLUD(言語・音声理解と対話処理)研究会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-05-25   更新日: 2024-03-26  

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