研究課題/領域番号 |
17K01240
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 千葉県立中央博物館 |
研究代表者 |
八木 令子 千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員(移行) (00250134)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 鳥瞰図 / 五百沢智也 / 地理景観画像 / 展示資料 / 自然誌博物館 / 地形分類図 / 地質図 / 資料データベース / 地形景観 / 科学画 / 博物館 / 地すべり地形分布図 / 植生図 / 五百沢式鳥瞰図 / 地理景観 / 第四紀火山 / 主題図 / 画像処理 / デジタルデータ / 地理・地形景観 / 絵画 / 地貌図 / データベース / デジタル化 / 地理 |
研究成果の概要 |
本研究は、著名な鳥瞰図作家であり氷河地形研究者である五百沢智也氏(1933-2013)が、航空斜め写真を実体視する方法で描いた日本アルプスやヒマラヤの山岳鳥瞰図について、地質図、植生図、地形分類図などの各種主題図のデータを重ね合わせることで、絵画としての美しさを保ちつつ、地形の成因や時代など、複雑な地域の地形発達史を読み解く立体的な地形学図となりうることを明らかにし、重ね合わせの手法について具体的事例を示した。 またこれらを博物館の展示等に活用するため、鳥瞰図やそれに関連した資料の収集を行い、資料データベースの作成を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
航空斜め写真の実体視によって描かれた正確な立体地図である「五百沢式鳥瞰図」に、地質図、植生図、地すべり地形分布図等の他の主題図のデータを重ね合わせることで、絵画としての美しさを保ちつつ、氷河地形や地すべり地形、河成地形など、複雑な成因を持つ地域の地形発達史を理解する地理景観資料となる。 これらは研究者間の共有のデータとして利用されるだけでなく、従来自然誌博物館にはなじまないと思われていた実物標本の少ない地理・地形分野において、視覚的で有効な展示資料となり、博物館の展示や学校教育などでの活用が期待される。
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