研究課題/領域番号 |
17K02445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
錦 仁 新潟大学, 人文社会科学系, 名誉教授 (00125733)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歌枕・名所 / 古今集・仮名序 / 和歌の思想 / 源俊頼 / 藤原俊成 / 東北地方の藩主 / 藩主の和歌活動 / 歌枕の名所を藩内に設定する / 藩主の領内巡覧 / 国家像 / 儒学者・国学者 / 巡見使 / 地誌(藩撰・私撰) / 詠歌(歌集・家集) / 歌論書 / 旅日記 / 和歌(作品) / 歌学・歌論 / 地誌・旅行記 / 国家像(あるべき国の姿) / 国学者 / 和歌・歌論 / 蝦夷 / 琉球 / 巡見使の旅日記 |
研究成果の概要 |
本研究は、従来の和歌研究に追随せず、和歌の新しい研究を目指した。すなわち『古今集』仮名序→源俊頼『俊頼髄脳』→藤原俊成『千載集』仮名序・『古来風体抄』、そして江戸期へと継承されてきた〈和歌思想〉を平安時代から江戸期までの主に和歌言説を検証して実態と内実を解明した。 本研究は、東北地方の諸藩において歌枕がどのように処理されて藩内の名所として設定され、それを藩主や藩士たちがどのように和歌に詠んだかを細かく検証し、歌枕・名所がなにゆえに地方の藩内に必要であったかを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の和歌研究は、和歌は都の貴族の文学として捉え、研究の対象を著名な歌人・著名な作品にほぼ限定して進められてきた。ところが『古今集』仮名序をはじめ平安・中世の歌学書『俊頼髄脳』や藤原俊成の『古来風体抄』に、和歌は神世の昔から存続し、日本人は誰もが歌で心を表現、日本のどこにも定着しているという。そういう和歌観がき近世へと継承されてきた。即ち和歌は日本の歴史性・万民性・国土性を内存させいる。従来の和歌研究は、こうした和歌の根源にある和歌思想に気づいてこなかった。 本研究はこうしたことを歌学書・歌合等々の言説を検証して具体的に解明し、新しい和歌研究のありかたを実践してみせた。
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