研究課題/領域番号 |
17K03158
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
中村 武司 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (70533470)
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研究分担者 |
辻本 諭 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (50706934)
薩摩 真介 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (70711125)
石橋 悠人 中央大学, 文学部, 准教授 (90724196)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 西洋史 / イギリス史 / 財政軍事国家 / 財政海軍国家 / イギリス |
研究成果の概要 |
本研究は、近年提唱された財政海軍国家論がもつ射程や限界を批判的に検証するために、近世・近代イギリスを対象として、(1) 海軍と国家形成・国民形成との関係、(2) 中央と地域・利害との関係、(3) 学知・制度形成と国際公共財という3 つの検討課題に取り組む。それにより本研究は、海軍に焦点をあてつつも、戦争・軍隊と国家や社会、文化との関係を重視した新たな近世・近代イギリス史像を提示することを研究目的とする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近世ヨーロッパ史において、軍隊や戦争が社会に与えた影響を考察する「新しい軍事史」研究が進展しているが、イギリスのような海軍国を対象とした研究は今後の大きな課題となっている。本研究は、このような日本の西洋史研究における欠落を是正すると同時に、イギリス以外の海軍国家との比較史研究を促進することができる。そればかりか、本研究は、海事史・海域史研究だけでなく、将来的にはアトランティック・ヒストリー研究やグローバル・ヒストリー研究の展開にも大きく貢献しうる。
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