研究課題/領域番号 |
17K05908
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
青柳 里果 成蹊大学, 理工学部, 教授 (20339683)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | TOF-SIMS / マトリックス効果 / 有機EL材料 / ペプチド / 脂質 / 有機物 / 定量分析 / 質量分析 / 有機EL / L1正則化 / 二次イオン質量分析 / 分析科学 / 生体分子 / 生物物理 / 生物・生体工学 / 表面・界面物性 |
研究成果の概要 |
飛行時間型二次イオン質量分析(TOF-SIMS)における主な課題の一つであるマトリックス効果(共存物質によって二次イオン強度が変化し、定量性が損なわれることがある現象)について、ペプチドと脂質、酸化防止剤、有機エレクトロルミネッセンス材料などの混合試料をTOF-SIMSで測定して得られた正二次イオン・負二次イオンスペクトルについて検討した結果、dynamic-SIMS分野などで用いられてきた相対感度因子に基づく補正がTOF-SIMSデータに対しても有効であることが示され、イメージングデータにも応用できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
物質ごとに分布情報が得られる質量イメージング分野の中でも空間分解能が高いことから注目されているTOF-SIMSについて、マトリックス効果が補正できることを示した。物質のイメージングは、測定単位ごとの定量分析に基づいて得られる情報であるため、マトリックス効果が補正可能であることを示した学術的および社会的意義は大きい。有機物および生体試料の2次元および3次元イメージングにおいて、より正確な計測結果が得られることが期待される。
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