研究課題/領域番号 |
17K06526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 高知工業高等専門学校 |
研究代表者 |
横井 克則 高知工業高等専門学校, ソーシャルデザイン工学科, 教授 (80240183)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 重量コンクリート / フライアッシュ / 銅スラグ細骨材 / マンガンスラグ粗骨材 / 施工性能 / 圧縮強度 / 乾燥収縮 / 疲労 / 断熱温度試験 / 振動締固め / 銅スラグ骨材 / 副産物有効利用 / 人工軽量骨材 / 凍害抵抗性 / 中性化抵抗性 / 塩分浸透抵抗性 / 銅スラグ / 耐久性 |
研究成果の概要 |
四国で発生するフライアッシュ及び銅スラグを多量用いたコンクリートとして、消波ブロックへの適用を視野に、銅スラグ細骨材に加えてマンガンスラグ粗骨材を骨材として全量使用し、さらにフライアッシュを多量混和した重量コンクリートの施工性能、強度特性、乾燥収縮特性を検討した。 その結果、普通ポルトランドセメントとフライアッシュ、スラグ骨材を組み合わせることでブリーディング量は0.1cm3/cm2以下に抑えられた。また、振動下での変形性はスラグ骨材使用により向上した。強度特性は、スラグ骨材使用によって長期強度が増進する可能性が示され、乾燥収縮量はスラグ骨材使用によって大きく低減できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
四国においては、石炭火力による発電量の増加によるフライアッシュの大量発生や、銅の溶融製錬の際に発生する銅スラグの発生量が多い現状にある。これらの産業副産物を四国内でコンクリート用材料として有効利用することは、天然骨材の温存、遠方への輸送に伴う炭酸ガスの抑制などにおいて環境負荷低減にもつながる。 そこで、近い将来発生するであろう南海地震における海岸部での津波対策として、現在も多く実施されている防波堤の改良工事や消波ブロックの増設工事などで使用するための重量コンクリートの開発をめざし研究を実施した。
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