研究課題/領域番号 |
17K07750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
大西 利幸 静岡大学, 農学部, 准教授 (60542165)
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研究分担者 |
佐藤 浩平 静岡大学, 工学部, 助教 (30756705)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 配糖体 / テルペン / 香り / モノテルペン / 香気成分 / 酵素 / 植物 |
研究成果の概要 |
植物防御応答を司る「香り」の配糖化メカニズムの解明を目的に,チャ,バラ,サツマイモなどの香気配糖化酵素の探索・同定・機能解明を行った。その結果,揮発性化合物であるテルペンアルコール,芳香族アルコール,脂肪族アルコールを糖受容体とする香気配糖化酵素を複数見出した。これら揮発性化合物が各種病原菌対して高い抗菌活性を有することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物における①配糖体の時間的・空間的貯蔵の仕組み,②配糖化酵素の同定,③配糖体の生理生態学的意義を明らかにすることを目的とする。本研究を通して,「香り」の受容機構の一つである“配糖化反応”を分子レベルで解明することで,植物の環境防御応答に関する新しい概念を提案することを目指した。特に,サツマイモにおける香気配糖化メカニズムを分子レベルで解明することを目的に, 香気配糖化酵素の単離・同定および酵素機能の解明において成果を得た。サツマイモは食用植物でもあり,サツマイモの食味のみならず揮発性化合物を用いた防御機構の解明の基盤となることが期待される。
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