研究課題/領域番号 |
17K08022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
濱中 大介 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 准教授 (60399095)
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研究分担者 |
渡部 由香 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 准教授 (70244267)
池永 誠 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 准教授 (70511822)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 保存 / 殺菌 / 損傷 / 品質 / 保存温度 / バイオフィルム / 低温保存 / 低酸素 / 短時間加熱 / 収穫後農産物 / 品質保持 / 食品安全 / 食品微生物 |
研究成果の概要 |
食品の安全性や品質に影響を及ぼす微生物群の動態および増殖の特徴について、殺菌や保存条件の違いとの関連を検証した。死滅に至らない亜致死的レベルの加熱や高圧等ストレス履歴を有する微生物は、そのバイオフィルム形成の特徴が無処理とは異なることが明らかとなった。またストレスによって受けたダメージは部位あるいは関連する生体高分子が異なる可能性が示唆された。保存中農産物に存在する微生物叢は、産地の違いのみならず、保存条件の違いによっても変化する傾向が認められた。しかしながら、品質の変動と直接的な相関を見出すまでには至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食品の保存性や安全性の精確な把握は、食の安全の確保ならびに食品ロスの低減にも大きく貢献するものである。これまでの評価法は、正常生育が可能な微生物群を中心として一般的な培養条件で確認が可能となったものを対象とするのが一般的である。しかしながらこれらの方法では保存性や安全性を実際よりも高く見積もってしまう危険性を有している。本研究では、正常生育が不可能な微生物群を対象として、その増殖の特徴や抗生物質を用い、保存性・安全性を可能な限り正確に評価したことに産業的および学術的意義を有しているものである。
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