研究課題/領域番号 |
17K09356
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
片岡 洋望 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40381785)
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研究分担者 |
野本 貴大 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (00734732)
矢野 重信 奈良女子大学, 大和・紀伊半島学研究所, 協力研究員 (60011186)
野元 昭宏 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60405347)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 光線力学療法 / 胃癌 / 食道癌 / 腫瘍会合性マクロファージ |
研究成果の概要 |
Warburg効果を応用し,光感受性薬剤(クロリン,クロリンe6)に様々な糖を連結した糖連結光感受性薬剤による癌細胞選択性の高い光線力学療法を検討した.N003HP-Gクロリンe6は,現保険承認薬剤のTalaporfinに比べ5, 000倍から34, 000倍のPDTでの抗腫瘍効果をin vitroで発揮し,in vivoでも優れた抗腫瘍効果を発揮した.体内代謝時間を遅延させる目的で新たに合成したアセチル化N003HP-Gクロリンe6 (AcN003HP)は,抗腫瘍効果を維持し,代謝時間,体外への排出時間が延長した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光線力学療法は,低侵襲性かつ根治可能な癌局所治療で,現在,食道癌,胃癌,肺癌,子宮頚癌,脳腫瘍などに本邦では保険適用となっている.第二世代のTalaporfinによるPDTが普及しているが,薬剤の腫瘍選択性,選択性が低いことが課題であった.われわれが今回,医工連携で開発した糖連結光感受性薬剤は癌細胞選択性が高く優れた抗腫瘍効果を発揮し,今後,より抗腫瘍効果の高く副作用の少ない第3世代の光線力学療法の候補となる可能性が期待される.
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