研究課題/領域番号 |
17K10120
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
細矢 光亮 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (80192318)
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研究分担者 |
川崎 幸彦 札幌医科大学, 医学部, 教授 (00305369)
橋本 浩一 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (50322342)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 急性脳症 / 血液脳関門 / 血管内皮障害 / タイトジャンクション / サイトカイン / ウイルス / 血管透過性 / 血管内皮細胞 / 血管内皮電気抵抗 / ウイルス性脳症 / 脳血管内皮細胞 / TNF-α / タイト結合 / 経内皮電気抵抗 |
研究成果の概要 |
ウイルス関連急性脳症(VAE)は、ウイルス感染に伴う急性脳障害である。VAEの病態は、高サイトカイン血症により血液脳関門(BBB)が障害される非炎症性の脳浮腫である。臓器によりタイト結合を構成する蛋白の発現が異なるため、VAEの病態を再現するには、脳血管内皮細胞による検討が必要となる。今回、我々はヒト脳血管内皮細胞と周皮細胞を用いたin vitro BBB モデルにより、TNF-αによる脳血管内皮細胞障害の動的変化を評価した。本評価系においてTNF-α濃度依存的に血管透過性が亢進することを経内皮細胞電気抵抗測定、溶質透過試験で示され、VAEモデルが確立された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳血管内皮細胞と周皮細胞を用いたBBBモデルを用い、TNF-αを添加することによりin vitroのVAEモデルを作製した。TER測定と溶質透過試験はTNF-αによる血管内皮細胞障害による透過性亢進を評価するのに有用である。この評価方法は、VAEの病態解明だけではなく、血管透過性に焦点をあてた特異的治療法開発に有用であある。
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