研究課題/領域番号 |
17K11558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
覚道 奈津子 関西医科大学, 医学部, 教授 (00509490)
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研究分担者 |
楠本 健司 関西医科大学, 医学部, 教授 (20161630)
森本 尚樹 関西医科大学, 医学部, 准教授 (40378641)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脂肪幹細胞 / 低酸素 / 増殖 / FGF-2 / HIF / Src / 血管新生 / 再生医療 |
研究成果の概要 |
ヒト下腹部の正常脂肪組織から ASCsを調製した。ASCsの細胞増殖は低酸素培養にて促進し、低酸素下ではこれらの活性化に伴う、HIF-1αの増加が認められた。低酸素培養下では FGF-2がASCsに影響を与えて増殖を促進していた。FGF-2 遺伝子のHIF-1α結合部位を明らかにして、HIF-1αのノックダウンは FGF-2のmRNAを低下させた。従って、脂肪幹細胞の低酸素下の増殖促進機構には HIF-1αの発現を介したFGF-2の作用が関与することを解明した。また、ASCsのFGF-2を介した増殖効果にはSrcが関与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、 低酸素下における脂肪幹細胞の増殖促進機構が明らかになった。低酸素下の脂肪幹細胞は増殖が促進し、FGF-2 や VEGF などの増殖因子も多量に分泌することが明らかになった。これらの培養法や増殖因子が分泌された培養上清は、今後の再生医療応用への利用に役立つものと考えられる。
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