研究課題/領域番号 |
17K12256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
福井 里美 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (20436885)
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研究分担者 |
久村 和穂 (石川和穂) 金沢医科大学, 医学部, 非常勤講師 (00326993)
三浦 里織 東京都立大学, 健康福祉学部, 准教授 (20551071)
坂井 志織 武蔵野大学, 看護学部, 准教授 (40409800)
石橋 裕 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (50458585)
新井 敏子 和洋女子大学, 看護学部, 准教授 (60644101)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | がん薬物療法 / 末梢神経障害 / しびれ / 就労支援 / 働きづらさ / 指標 / がん / 薬物療法 / 支障 / 就労 / 抗がん剤 / 尺度開発 / サバイバー / 障害年金 / 社会保険労務士 / がん化学療法 / アセスメントツール / がんサバイバー / がんサバイバーシップ / リハビリテーション / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
就労支援はがん患者の生活費確保、生き甲斐の点からも重要であるが、薬物療法に伴う手足の「しびれ」は見えにくく、言語化も容易でないため、当事者が働きづらさを自覚し、言語化して相談しやすくする指標の開発を目的とした。まず、しびれを伴う抗がん剤経験者9名と、がん患者への障害年金の申請支援経験がある社会保険労務士5名から聞き取りを行い、それを元に31項目の質問票を作成した。機縁法による協力で、134名の有効回答を得た。因子分析(主因子法、プロマックス回転)の結果、28項目6因子が抽出され、信頼性係数はα=.91、各因子は.74~.90と高い信頼性と、併存尺度との中程度の相関から妥当性も高いと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が開発した指標の学術的社会的意義は、仕事上の成果に影響を及ぼしているしびれの影響を言語化し、他の業務について「何ができるのか」など、職場の関係者と仕事上の適材適所を相談することを助ける点にある。がん薬物療法の進歩は、生存効果と副作用の緩和にある。しかし、制がん効果が高く多種の部位で用いられているタキサン系、白金系製剤等に伴う末梢神経障害の一つである「手足のしびれ」には、決定的な対策が未だない。そのしびれは、日常生活上は時間をかければ他者の支援を必要とせず、他者から見えにく、言語化が難しい性質がある。本指標によって、感覚的に経験しているしびれ症状の影響を言語化し伝える一助となる。
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