研究課題/領域番号 |
17K12834
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境モデリング・保全修復技術
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
菅原 一輝 成蹊大学, 理工学部, 助教 (60792405)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ファイトレメディエーション / ハクサンハタザオ / カドミウム / 亜鉛 / 元素動態 |
研究成果の概要 |
重金属汚染環境の低コスト・低環境負荷の浄化手法として植物を用いた手法であるファイトレメディエーションが注目されているが、環境浄化に用いられる特定の重金属を高濃度で蓄積可能な植物における重金属吸収・蓄積メカニズムは明らかになっていない。本研究ではCd、Znの超蓄積植物であるハクサンハタザオを対象として環境からの重金属吸収および植物中における重金属の動態について検討を行った。 ハクサンハタザオは根から重金属を可溶化する物質を分泌することで、環境中の重金属を積極的に取り込んでいる可能性が示唆され、吸収された重金属種により輸送速度、局在部位が異なることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重金属による環境汚染に起因する人々への健康被害は今なお世界規模の問題となっている。そのような汚染に対して、特定の重金属を高濃度で蓄積する植物を用いた低コスト・低環境負荷の浄化手法としてファイトレメディエーションが注目されているが、環境浄化に用いる植物がどのように重金属を吸収・蓄積するのかは明らかになっていなかった。本研究はその一端を明らかにし、植物単体による環境浄化が可能であることを示した。
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