研究課題/領域番号 |
17K13151
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
深見 将志 日本大学, 商学部, 講師 (40784666)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | スポーツ心理学 / ヘッドマウントディスプレイ / HMD / VR / アスリート / 実力発揮 / 競技力向上 / VRMT / 心電図R-R間隔 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,ヘッドマウントディスプレイ(以下,HMD)を用いたバーチャルリアリティ(以下,VR)技術に基づいたメンタルトレーニングプログラムの開発であった。本研究は,2つ研究から構成された。1つは,HMDによるVR映像の提示システムの構築であった。2つ目は,アスリートを対象としたHMDを用いたメンタルトレーニング効果の検証であった。 本研究により,360°撮影可能な全方向型カメラによる映像からVR環境を構築し,さらにその環境内にて移動が可能となる新たなシステムが開発された。また,本システムは,競技場面を再現し,アスリートの覚醒水準を高めるストレス刺激となることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メンタルトレーニングの課題とされている,スポーツ選手が競技環境とかけ離れた実験室内のような環境で習得した心理的スキルを実際の競技大会の場で有効活用するための環境の差異を埋める手続きとして,HMDを用いたVRメンタルトレーニングプログラムの有用性を実証することは,競技力向上を目的とした新たなメンタルトレーニングプログラムの立案につながると考えられる。ある意味で本研究は,メンタルトレーニングの「理論と実践」を繋ぐ大きな懸け橋になるものと思われ,今後の近代化した競技スポーツにおけるアスリートの強化方法のひとつとして提言することができよう。
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