研究課題/領域番号 |
17K13519
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 関西福祉科学大学 (2019) 国立研究開発法人情報通信研究機構 (2017-2018) |
研究代表者 |
松本 敦 関西福祉科学大学, 心理科学部, 講師 (20588462)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 脳波 / 外国語能力 / 外国語学習 / 一般線形モデル / 自然音声 |
研究成果の概要 |
本研究では脳波を用いて外国語能力の評価を行うことの可能性を検討した。特に単語に対して惹起するN400と呼ばれえる脳波成分の反応は参加者の外国語能力により線形に変化し,この成分からの評価の可能性を示した。また,自然な外国語スピーチに対する反応からの脳波成分の抽出にも成功し,外国語能力が高い参加者では外国語の音素に対する反応が,より構造化していることが示され,この結果を用いての外国語能力評価の可能性をしめした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,外国語学習をどのように正確に評価し,その能力を判断していくのかという問題はますます重要性を増しているように思える。これまでの外国語能力の評価は主にペーパーテストにより行われてきた。言うまでもなく,ペーパーテストによる外国語能力評価は評価法のゴールデンスタンダードではあるが欠点があることも事実である。本研究の結果を応用することで,「どの程度」理解しているかなどの定量的な評価問題を設定せず,聞いているだけで理解の程度を評価し,音声を聞いているだけで「単語レベル」,「文法レベル」,「音素聞き取りレベル」などを独立に評価することが可能になる可能性がある。
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