研究課題/領域番号 |
17K16707
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
植田 成実 関西医科大学, 医学部, 助教 (30632757)
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研究協力者 |
飯田 寛和
奥田 和之
小川 将史
阿部 瑛紀子
䯨 賢一
中村 知寿
齋藤 貴徳
蔦 幸治
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 人工関節周囲感染 (PJI) / 整形外科インプラント周囲感染 (OIAI) / 超音波処理法 / PCR / NGS / 次世代シーケンサー / インプラント周囲感染 / 人工関節周囲感染 / バイオフィルム感染症 / 感染症遺伝子診断 / 遺伝子 / 感染症 / ゲノム |
研究成果の概要 |
抜去インプラントの超音波処理後液の培養検査は、バイオフィルムを破砕することにより整形外科インプラント周囲感染時の細菌検出率が向上する(Ueda N, Oe K et al. Jornal of arythroplasty 2019)。 複数の陽性・陰性コントロールを用い人工関節や骨接合材料など整形外科インプラント超音波処理液のmetagenomic sequencingと培養検査および定量PCR法を比較検証した (解析方法:ION REPORTE, QIIME)。本研究結果より、培養検査で検出できなかった細菌が検出可能であったが、細菌量が少ないと、コンタミネーションと区別が困難であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工関節周囲感染症 (PJI)を含む整形外科インプラント周囲感染(0IAI)は、治療が困難な合併症である。世界中で行われているインプラントを用いた手術が増加していることを考えると、OIAIの相対的発生率は1%-2%と低くとも重大な医療負担および費用の原因である。個々の患者にとっても複数手術、長期間の治療・リハビリテーションを必要とする。 OIAIの迅速かつ正確な診断は、特に抗菌薬治療や外科的治療を開始するためにも必要である。しかし、培養検査は、既に抗菌薬加療をうけている場合や難培養細菌の場合は検出や診断できないことも多く、NGSにより原因菌の検出が向上すれば、すみやかに診断、治療へ移行できる。
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