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頭頸部癌PDXモデルを用いた新規バイオマーカーの確立と治療効果予測への応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K16899
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関金沢大学

研究代表者

上野 春菜  金沢大学, 附属病院, 医員 (80792598)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード患者腫瘍移植モデル / 頭頸部癌 / ABC-トランスポーター / ABCトランスポーター / PDX / 頭頸部癌PDX / トランスレーショナルリサーチ
研究成果の概要

【目的】頭頸部癌の患者腫瘍組織移植モデル(以下PDX)の有用性を検証する。【方法】実際の頭頸部癌患者とPDXモデルでのシスプラチンの薬剤感受性の相関や薬剤耐性にかかわるとされるABC-トランスポーター(MDR-1, MRP-2)の発現の腫瘍の継代や薬剤投与による変化について検討した。【結果】頭頸部癌PDXモデル5例を確立した。患者とPDXで組織型や免疫染色像は相似した。3例について患者とPDXでのシスプラチンの薬剤感受性を検討したところ相関がみられ、薬剤投与によるABC-トランスポーターの発現が増強するものもみられた。【結論】頭頸部癌PDXモデルは実際の癌患者の性質に相似する。

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭頸部癌患者の腫瘍とPDXで組織型や免疫染色像が相似した。また実際の癌患者とPDXモデルでのシスプラチンの薬剤感受性も相関することを証明した。これらの結果は他の癌腫でのPDXモデルでの報告と同等の結果をえたことになる。また薬剤耐性にかかわるとされ、抗癌剤などの薬剤を細胞の中から外に排出するABC-transporterの研究モデルとしてもPDXモデルは有用はである可能性が示唆された。頭頸部癌PDXモデルを新薬開発分野やバイオマーカー探索モデルとして活用をすすめたい。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 学会発表 (6件)

  • [学会発表] 頭頸部癌でのPDXモデルの確立と応用2019

    • 著者名/発表者名
      牧田春菜、吉崎智一
    • 学会等名
      日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 当科における頭頸部癌PDXモデル5例の検討2018

    • 著者名/発表者名
      上野春菜、吉崎智一
    • 学会等名
      日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 当科における頭頸部癌PDXモデル5例の検討【第2報】2018

    • 著者名/発表者名
      上野春菜、遠藤一平、笠原善弥、石川和也、上野貴雄、中西庸介、近藤悟、脇坂尚宏、後藤典子、吉崎智一
    • 学会等名
      日本耳鼻咽喉科学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 当科における頭頸部癌PDXモデル5例の検討2018

    • 著者名/発表者名
      上野 春菜
    • 学会等名
      第36回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 当科における頭頸部癌PDXモデル5例の検討(第2報)2018

    • 著者名/発表者名
      上野 春菜
    • 学会等名
      第119回日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 当科における頭頸部癌PDXモデル5例の検討2017

    • 著者名/発表者名
      上野 春菜
    • 学会等名
      平成29年度金沢大学がん進展制御研究所共同利用・共同研究拠点シンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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