研究課題/領域番号 |
17K17923
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食品科学
食生活学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
叶 奈緒美 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (30780267)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 機能性食品成分 / ポリフェノール / 動脈硬化 / 転写因子 / スクリーニング / マクロファージ / TMT解析 / 2D-DIGE / プロテオーム解析 |
研究成果の概要 |
ポリフェノールの抗動脈硬化作用に関連する転写因子をTandem Mass Tag 解析を用いて網羅的に同定した。同定された転写因子の一つであるFoxM1の核内たんぱく質レベルは、酸化LDL処理により減少し、数種のポリフェノール(レスベラトロール、ピセイド、ヘスペレチン、エリオジクチオール)の処理により増加した。また、動脈硬化抑制に貢献するMFG-E8の遺伝子発現およびエフェロサイトーシス活性が、酸化LDL処理により減少し、レスベラトロール、ピセイド、ヘスペレチン、エリオジクチオールの処理により増加することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた結果は、ポリフェノールの抗動脈硬化作用の科学的な根拠を提供し、新規の分子基盤に基づいた機能性食品の開発に貢献することが期待される。また、本研究で確立したシグナル関連転写因子の網羅的同定システムは、転写因子間のクロストークの発見による遺伝子発現の新規制御機構の解明を含む新たなシグナル伝達機構の解明に貢献することが期待される。
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