研究課題/領域番号 |
17K18282
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
知覚情報処理
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
荒井 伸太郎 岡山理科大学, 工学部, 准教授 (10599195)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 可視光通信 / LED / イメージセンサ / 回転 |
研究成果の概要 |
送信機にLED,受信機にカメラを用いた可視光通信は,カメラの特性を活かして外乱光(雑音)の影響を受けにくいことが知られている.しかしながら,本技術の通信速度はカメラの撮影速度に依存するため,低撮影速度のカメラを受信機に用いた場合,十分な通信速度が得られないことが課題となっている.これを解決するため,本研究課題では送信機自体が高速回転する「回転式LED送信機」を提案した.送信機をカメラの撮影速度以上の速さで回転させ,LEDの時間方向の高速点滅を画像の空間方向で捉えることで可視光通信の高速化を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カメラを受信機に用いた従来の可視光通信では,その通信速度の高速化のために撮影速度の非常に速い高速度カメラを用いる等,受信機側の工夫によって行われるものが多かった.本研究課題で提案した送信機は,それ自体を回転させるというこれまでにない発想で,受信機の機構には改良を加えずに空間サンプリングを行い, 通信速度の高速化を実現した.ここに本技術の特色及び独創性がある.さらに,本技術は回転機構を持つ機器への取り付けも可能であるため,様々な応用が期待される送信機であると言える.
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