研究課題/領域番号 |
18560037
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
向井 孝彰 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10419674)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,740千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
|
キーワード | 波長変換 / 和周波発生 / 第二高調波発生 / 周期分極反転 / 導波路 / スペクトル / ショット雑音 / 過剰雑音 / 雑音 |
研究概要 |
・周期分極反転構造により擬似位相整合を実現した非線形導波路を用いた和周波光発生(SFG)における静特性の実験に取り組み、波長1.55μmのプローブ光2.1mWと波長0.976μmのポンプ光36mWから2mWの和周波光(波長0.6μm)パワーの発生に成功し、この波長変換効率が2600%/Wと非常に高効率であり理論値ともほぼ対応が取れていることを確かめた。 ・周期分極反転導波路を用いた第2高調波光発生(SHG)における静特性の実験に取り組み、波長1064nmのポンプ光66.7mWから24.6mWのSHG光(波長532nm)パワーの発生に成功し、全変換効率は37%にも達した。SHG光パワーは理論通りにポンプ光パワーの2乗に比例して増加した。この波長変換の静特性では、ポンプ光源のスペクトルが単一モードであっても多モードであっても大きな差は見られなかった。 ・波長変換光の雑音測定には、縦多モードレーザではなく単一縦モードレーザの使用が不可欠であることを明らかにし、SHG波長変換光の雑音を単一検出器法で測定した結果、過剰雑音を含まないショット雑音であることを明らかにした。 ・第2高調波光発生の強度雑音抑圧のメカニズムを検証するためには、より高効率の第2高調波発生を行うことと、測定系の効率をさらに向上させる必要がある。
|