研究課題/領域番号 |
18J01679
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
新國 彰彦 京都大学, こころの未来研究センター, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 知覚意識 / 短期記憶 / 比較認知 / 神経科学 / 認知科学 |
研究実績の概要 |
最終年度は、これまで集積したデータを総合し、サル―ヒト間の比較認知から、知覚意識の時間的特性についてまとめた。過去の知見から、ヒトにおいては、一つ目の視覚対象を認識してからしばらくの間、二つ目の視覚対象を正しく検知できない知覚の不応期が存在することが知られているが、ヒト以外の霊長類でも、同様の現象を有するのかについては、不明なままであった。本研究では、まず、共通の実験パラダイムを用いて、両者の行動学的パターンを直接的に比較した。その結果、定性的には、サルにおいてもヒトと類似する心理測定関数を示すことがわかった。定量的に分析すると、ヒトに比べてサルでは、知覚の不応期が約二倍に遷延していることがわかった。次に、両者の差異がどのような要因によって生じているのかを検証するために、ヒトにおいて、作業記憶の負荷を操作した実験を行ったところ、その負荷が高くなるにつれて、知覚の不応期が遷延し、ヒトの同一参加者内であっても、我々が観察した種間差と類似した変動を生じることがわかった。本研究で着目した知覚の不応期は、たびたび作業記憶との関連が指摘されてきたが、体系的理解は得られていない。作業記憶容量の種間差に関する知見も踏まえると、本現象は、その絶対的容量によって支えられているのではなく、むしろ、相対的残量に依存した情報処理の律速制御のダイナミクスを表していることが示唆された。情報や流通など様々な系がボトルネックを内在しているが、今後、神経メカニズムから、諸分野との相違相同を俯瞰し、進化生物学的意義に迫ってゆく。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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