研究課題/領域番号 |
18K06077
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43020:構造生物化学関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
深井 祥子 (藤間祥子) 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (40363535)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | X線結晶構造解析 / ユビキチン / ユビキチンE3リガーゼ / 構造生物学 / 結晶構造解析 / ユビキチンリガーゼ / 構造生物 / X線結晶構造解析 / ポリユビキチン化反応 / 翻訳後修飾酵素 / 創薬 |
研究成果の概要 |
2型糖尿病の患者では肝糖新生が亢進するが、その情報伝達機構の詳細は不明である。糖新生の亢進には糖新生酵素群遺伝子の発現を伴う。肝糖新生には、GCN5のヒストンアセチル基転移活性による肝糖新生酵素群の発現が関与することが報告されているが、その全容は明らかになっていない。GCN5は、PCAF_Nと名付けたユビキチンE3活性を持つと推定されるドメインを持つ。本研究では、糖新生に関与するアセチル基転移酵素GCN5が持つ新しい触媒活性、E3活性に着目して構造研究を行なった。結果、 PCAF_Nが新規フォールドを持つE3酵素であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アセチル化やユビキチン化は蛋白質合成後に起こる翻訳後修飾である。シグナル伝達において翻訳後修飾は互いに競合または協調しながら多様な情報を伝える。本研究では、GCN5のE3活性機構の解明はGCN5が分解シグナルを誘導するという全く新しい機能を立体構造から解明した。これは、GCN分子が持つ未知シグナル伝達の可能性を示し、GCN5が担う糖新生シグナルの解明に貢献する学術的意義、社会的意義のある研究成果である。
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