研究課題/領域番号 |
18K06730
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
佐々木 陽平 金沢大学, 薬学系, 教授 (10366833)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 国産生薬 / 栽培と加工 / 当帰 / 芍薬 / 地黄 / 川キュウ / 附子 / 生薬生産 / 修治 / 栽培効率化 / 川きゅう / 栽培 / 加工 / 資源開発 / 品質評価 / 生薬生産技術 |
研究成果の概要 |
生薬生産は「薬草栽培」と「加工」の両方の技術確立で完結する。本研究課題では日本で特に欠けている「日本の環境に適した生薬の加工技術を確立すること」を目的とする。 加工技術は生薬の品質を左右する重要な工程であるにも関わらず、日本には確立した加工条件がなく、民間企業や個人の生産者が独自の方法で加工しているのが現状である。そこで加工法が異なる代表的な漢方生薬5品目(当帰、芍薬、地黄、川キュウ、附子)に着目し、中国の加工状況を調査したうえで科学的根拠に基づく最適条件を設定する。これが国産資源開発、生薬自給率向上に繋がる基盤整備となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の伝統医学である漢方は今や医師の89%が処方しており,現在の医療に欠かすことができない医療になっている。しかしその治療薬である漢方薬は,その原料の約9割を海外からの輸入品に依存している。長らく輸入品に依存しきた品目は日本には生産するための技術がない。また日本で生産技術が残っている品目も,従事者の高齢化など消失は時間の問題である。そこで筆者は日本で重要な生薬品目のうち,加工方法が異なる5品目に着目し,条件と品質の関係を明らかにする研究に着手した。安定した漢方治療の持続には生薬の安定供給は必須であり,本研究の意義は非常に大きい。
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