研究課題
基盤研究(C)
耐糖能異常ニューロパチーにおける①neuronの種類による障害度の差についての検討、②発症への酸化ストレスの関与についての検討、③準境界型ニューロパチーの出現頻度に関する検討、④発症への中枢神経系の関与についての検討、を行った。耐糖能異常患者における表皮内のadrenergic neuronは汗腺周囲のcholinergic neuronより密度減少率が高かった。また、血中の酸化度/抗酸化力と小径線維の障害度には相関がみられた(p=0.79、r<0.05)。さらに、準境界型患者全体に占めるニューロパチーの出現頻度は21.3%だった。耐糖能異常ニューロパチーと脊髄後角、視床との関係も示唆された。
本研究によって得られた、耐糖能異常ニューロパチーにおける①adrenergic neuronとcholinergic neuronとの障害度の差についてのデータ、②発症への酸化ストレスの関与についてのデータ、③発症への中枢神経系の関与についてのデータ、および準境界型ニューロパチーと称すべき病態に関する出現頻度のデータが、今後「耐糖能異常患者に出現する小径線維ニューロパチーの超早期診断法の確立」、「point of no returnを意識した薬物療法の至適開始時期同定」、そして「耐糖能異常患者における小径線維ニューロパチーの発症機序の一部解明」に結びつく可能性は極めて高い。
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