研究課題/領域番号 |
18K10506
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 山形大学 (2021-2022) 宮城大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
志田 淳子 山形大学, 医学部, 准教授 (30530654)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 訪問看護師 / 超音波診断装置 / 在宅看護 / 客観的指標 / 訪問看護 / フィジカルアセスメント / 専門職連携 |
研究成果の概要 |
開発したプログラムを実施した結果、訪問看護師は利用者宅で自立してエコーを用いたアセスメントが可能となり、適切なケアの実践に繋がった。さらに、明らかになった課題を踏まえ、身体組成分析装置を用いた訪問看護師によるアセスメントの臨床的意義を検証する計画に修正した。 心筋梗塞の急性期治療を終えて自宅退院した高齢者1名を継続的にフォローした結果、従来の血液検査や体重の変化では捉えきれなかった筋肉量の増加を確認でき、結果を本人にフィードバックすることで運動療法や栄養療法のモチベーション維持に繋がった。身体組成分析を加えたアセスメントは看護師の臨床判断の精度を高め,支援の質が向上する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エコーの使用経験のない訪問看護師であっても、利用者宅で自立してエコーを活用したフィジカルアセスメントが実践できる能力の獲得が可能であることを示した。エコーを活用したアセスメントは、認定看護師や専門看護師、診療看護師といったスペシャリスト同様に、ジェネラリストの看護師も実施可能なアセスメント技術であることが示された意義は大きい。ならびに、可視化された身体内部の情報を加えてフィジカルアセスメントを行うことにより、訪問看護師が利用者宅で精度の高い臨床判断を自信をもって下すのみならず、それに基づく適切なケアの提供に繋がった。これは、訪問看護の質の向上に貢献する実践であり知見である。
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