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歩行動作中の末梢感覚刺激が前頭前野の活動性に及ぼす影響について

研究課題

研究課題/領域番号 18K11140
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関中部大学

研究代表者

尾方 寿好  中部大学, 生命健康科学部, 教授 (80415364)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード他動運動 / 歩行 / 前頭前野 / 酸素化レベル / 酸素化動態 / 局所脳血流 / 他動歩行
研究成果の概要

外力を加えて下肢を他動的に動かすことで,前頭前野の酸素化レベルが低下することが知られている。本研究では,他動的な歩行様の動作(他動歩行)による前頭前野酸素化レベルの変化を検討した。他動歩行は,立位姿勢と仰臥位姿勢の2つの姿勢で実施した。後者の姿勢では,下肢のみの動作と腕ふり動作を加えた全身動作の2種類の試技があり,それぞれの試技で着地を模擬した足底への加圧がある場合と無い場合を行った。両姿勢ともに動作開始前と比較して,動作時に有意な酸素化レベルの低下は認められなかった。また,仰臥位姿勢の他動歩行では,腕ふり動作の有無や足底への加圧の有無によって酸素化レベルの変化に差異が認められなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳の前頭前野は認知機能を司る部位であり,この部位の活動性が歩行速度や歩行時間に影響されて変化することが報告されている。本研究では,歩行に関連した種々の感覚刺激を与えた際の前頭前野の酸素化レベルの変化から,その活動性を評価することを試みた。先行研究では,他動自転車運動時に前頭前野の参加レベルが低下することが報告されているが,本研究で用いた他動歩行では,酸素化レベルに顕著な変化は生じなかった。本研究の成果は,肢体不自由者や寝たきり者などの自らの意思で運動をすることができない人たちに対して,認知症予防を目的とした運動療法を考案するうえで参考になる結果が得られたと考えられる。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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