研究課題/領域番号 |
18K11978
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 熊本高等専門学校 |
研究代表者 |
永田 和生 熊本高等専門学校, 電子情報システム工学系AEグループ, 准教授 (70435486)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アクセシビリティ / 色覚 / バリアフリー / Webアクセシビリティ / 情報補償 / 色覚バリアフリー / 色覚特性 / 色覚アクセシビリティ / Webブラウザ拡張機能 / 色弱 / ブックマークレット / Web / Bookmarklet / Webと色覚特性 / 色弱の程度の測定 / 色覚とWeb |
研究成果の概要 |
本課題では、色弱者がウェブページを閲覧する際に着色された文字に気づくことができるようにする仕組みの開発を行った。当初設定した3つの課題のうち『課題1:色弱の程度を測定する方法の考案と実証』についてはWeb文章中の赤色着色単語の赤の強度を変えながら、被験者が発見に要する時間を測定することで色弱の度合いの同定を試み、P型色弱の被験者の特性をほぼ再現できる手法を見出した。『課題2: 強調箇所をどのように変換すれば良いのか?』および『課題3:強調箇所をどのように検知し変換するか?』については、「ブックマークレット」によって実装を実現し、研究代表者のWebサイトで公開し、一般に利用できるようにしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インターネットの普及により、生活に必要な情報がウェブから配信されることが多くなっています。ウェブページでも従来の紙文書と同様、重要な箇所を強調するために文字に赤く着色する方法がよく用いられます。色弱者にとって、赤く着色された文字は黒い文字と区別が付きにくく、その重要性に気付くことができないこともあります。本研究で開発したブックマークレットによる変換ツールを用いると、ウェブページ内の赤文字の装飾が付き、色弱者にも見つけやすくなります。これにより、色弱者も一般色覚者と同等の情報を得られることになり、色覚に関するアクセシビリティの向上に寄与したと考えます。
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