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視床下部タニサイトの脂肪酸センシングにおけるFABP5の機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K15000
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分48010:解剖学関連
研究機関東北大学

研究代表者

安本 有希  東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (40779352)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード脂肪酸結合タンパク質 / 視床下部 / タニサイト / 脂肪滴 / ミトコンドリア / 脂肪酸 / FABP5 / 脂肪酸代謝 / 脂肪酸結合タンパク質5
研究成果の概要

視床下部弓状核は栄養(アミノ酸、グルコース、脂質)を感知する脳の重要な部分である。申請者は脂肪酸結合タンパク質のサブタイプ(FABP3、5、7)ごとに、その局在を明らかにした。グリアに発現するFABP7の発現量と相関して、脂肪滴の大きさや数が変化すること、外部ストレスに対する細胞死に対し、FABP7が保護的に働くことを明らかにした。FABP5が、タニサイトという放射状グリア様の一種に発現していること、アラキドン酸に高い結合能を有するFABP3が視床下部の血管や神経細胞に発現しており、 FABP3KOマウスの分離微小血管やニューロンでは、アラキドン酸の取り込みが低下していることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

脂肪酸結合タンパク質の視床下部弓状核における発現は、サブタイプごとに異なっており、FABP7はグリアの脂肪滴の大きさや数の制御に関与し細胞保護に働くこと、FABP5は、FABP3は血管とニューロンにおけるアラキドン酸の取り込みに関与することをそれぞれ明らかにした。また、ミトコンドリア呼吸鎖複合体を構成するNdufs4は、細胞内ROSの産生やGnRHをはじめとする視床下部ホルモン分泌に関与していることが分かった。以上の結果は、視床下部を構成する各種細胞では、血液中の脂肪酸への細胞応答やミトコンドリア機能変化が、内分泌系や自律神経系の活動と密接に関連していることを示唆している。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] FABP7 Protects Astrocytes Against ROS Toxicity via Lipid Droplet Formation2019

    • 著者名/発表者名
      Islam Ariful、Kagawa Yoshiteru、Miyazaki Hirofumi、Shil Subrata Kumar、Umaru Banlanjo A.、Yasumoto Yuki、Yamamoto Yui、Owada Yuji
    • 雑誌名

      Molecular Neurobiology

      巻: - 号: 8 ページ: 5763-5779

    • DOI

      10.1007/s12035-019-1489-2

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書 2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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