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Choreinの細胞死調整機構への関わりに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K15490
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

佐々木 なつき  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (30755252)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード有棘赤血球舞踏病 / chorein / 酸化ストレス / 細胞死 / オートファジー / VPS13A
研究成果の概要

有棘赤血球舞踏病 (ChAc) の責任蛋白質であるchoreinを強制的に過剰に発現させた細胞とRNA干渉法によってchoreinの発現を落としたHEK293細胞を用いて、staurosporine刺激と過酸化水素刺激によって起こる細胞生存率の変化を検討した結果、choreinの発現が多いほど有意に過酸化水素刺激による細胞死を抑制する作用をもっていると考えられる結果となった。このことから、choreinは酸化ストレスによる細胞死を抑制する役割を担う分子の可能性があり、その細胞死抑制機構の破綻がChAcの分子病態の一つである可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

生体における細胞死にはアポトーシスの他にもオートファジーやネクローシスといった複数の細胞死機構が様々に機能しているものと考えられている。Chorein機能喪失をきたしているChAcの分子病態において、これまで報告してきたオートファジーだけでない細胞死の調整機構が破綻している可能性が示唆された。また、ChAcはうつ病、幻覚妄想、強迫性障害などの精神症状を高率に呈する神経変性疾患である。これらの事実はchoreinの機能異常が精神疾患の病因にもなっていることを示唆するものであり、choreinと関連する分子は他の精神疾患の病態に関わる可能性が高く、今後のさらなる研究が望まれる。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Novel pathogenic XK mutations in McLeod syndrome and interaction between XK protein and chorein2019

    • 著者名/発表者名
      Yuka Urata, Masayuki Nakamura, Natsuki Sasaki, et al.
    • 雑誌名

      Neurology: Genetics

      巻: 5 号: 3

    • DOI

      10.1212/nxg.0000000000000328

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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