研究課題/領域番号 |
18K15660
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
高澤 啓 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (50749463)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | インスリン受容体異常症 / インスリン抵抗性 / SGA / 脂肪萎縮症 / DNA損傷修復異常 / 網羅的遺伝子解析 / インスリン受容体 / iPS細胞 / 先天性重症インスリン抵抗性症候群 |
研究成果の概要 |
先天性インスリン抵抗性症候群の原因遺伝子解析により、小児内分泌専門医により臨床的に診断された A型インスリン抵抗症小児例18例を対象に遺伝学的解析を行い、12例にインスリン受容体遺伝子変異(いずれもチロシンキナーゼドメインに位置)を認めている。 国内外の既報とも比較し、出生体重はインスリン需要定異常症の重症度に比例することを示し、SGA (small for gestational age) 出生はA型インスリン抵抗症の臨床的特徴である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じて、本邦の小児期発症A型インスリン抵抗症の臨床像が明らかになった。また、臨床的に重症インスリン抵抗性症候群と診断される症例の中には、次世代シークエンスによる既存の網羅的遺伝子解析を用いても遺伝学的な原因が同定されない症例が含まれることが確認された。 今後はインスリン受容体異常症および類縁疾患に加え、高度インスリン抵抗性を呈し、若年発症糖尿病をきたす疾患単位として、DNA損傷修復異常を生じるRecQヘリカーゼタンパク異常であるBloom症候群に着目し、DNA損傷修復に関与する分子とインスリン受容体下流カスケードの関連を明らかにする研究を進める。
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