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声帯麻痺に対する高濃度脂肪由来再生細胞含有自家脂肪注入

研究課題

研究課題/領域番号 18K16889
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

森崎 剛史  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (30817812)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード嚥下 / 脂肪幹細胞 / 自家脂肪移植 / 組織切片作成 / 声帯注入 / 反回神経麻痺 / 声帯麻痺
研究成果の概要

我々は声帯体積増量、維持を目指した。小動物声帯に脂肪を注入するためには細い針の使用が求められるが、脂肪は18Gなど太径針でなければ針内を通過しないことを確認した。ラット声帯内への脂肪注入は断念せざるを得ず、移植先臓器を声帯から舌へと変更することとした。
脂肪のみ、または抽出したADSC(脂肪由来再生細胞)を脂肪に添加したものをラット舌に注入して1日後、7日後での脂肪残存率を確認した。7日後における脂肪残存率はむしろADSC添加がない方が高かった。これはADSC抽出のために足場となる脂肪が半減したことで注入物の質が低下したことが要因として考えられ、結論を出すにはさらなる検証が必要である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

発声や嚥下を行う臓器は咽喉頭の空間を狭くして圧をエネルギーに変換する働きがある。手術などで臓器が欠損すると空間を狭くするための体積が確保できず発声・嚥下機能の障害が起こる。欠損臓器の体積を補充するために自家脂肪移植は安全かつ新たな機能障害を起こさない点で有利である。
本研究は舌に自家脂肪を移植する新しい試みとなった。移植した脂肪組織は生着しなければ数日で壊死、吸収されるが、結果は7日後にも細胞膜を維持した脂肪細胞が塊となって体積を維持していることが確認できた。脂肪由来再生細胞による残存率の上乗せ効果を確認するには追加研究を要する。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Ultrasonography findings in immunoglobulin G4-related lymphadenopathy: a report of two cases2020

    • 著者名/発表者名
      Morisaki Tsuyoshi、Fukuhara Takahiro、Matsuda Eriko、Moritani Sueyoshi、Miyake Naritomo、Koyama Satoshi、Fujiwara Kazunori、Takeuchi Hiromi
    • 雑誌名

      Medical Ultrasonography

      巻: 1 号: 1 ページ: 105-105

    • DOI

      10.11152/mu-1854

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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