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運動後の筋力回復・筋肥大を促進するアルギニンの新たな生物学的役割

研究課題

研究課題/領域番号 18K17839
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

神崎 圭太  川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (30637286)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワードアルギニン / 骨格筋 / 一酸化窒素 / NADPHオキシダーゼ / mTORC1 / 遅筋 / CASTOR1 / 筋収縮運動 / タンパク質合成 / レジスタンス運動 / アミノ酸センサー / 伸張性収縮 / 一酸化窒素合成酵素 / タンパク分解 / タンパク合成 / 筋肥大
研究成果の概要

本研究では,非必須アミノ酸であるアルギニンの摂取が,筋力回復を促進するメカニズムと哺乳類ラパマイシン標的タンパク質複合体1 (mTORC1) を活性化するか否かを検討した.その結果,アルギニンを摂取させたラットでは,1) 伸張性収縮後に筋力回復が促進されるが,この要因の1つはアルギニンから産生された一酸化窒素による炎症性細胞の浸潤防止にあること,2) 遅筋のmTORC1が活性化されるが,これにはCASTOR1-GATOR2複合体経路は関与しないことを示唆する知見が得られた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,アルギニン摂取が筋力回復を促進する要因の1つが,炎症性細胞の浸潤防止にあること,およびアルギニン摂取が,遅筋において,タンパク質合成に重要な役割を果たすmTORC1を活性化するという新たな知見が得られた.特に後者の知見は,単一の非必須アミノ酸の摂取により,筋タンパク質合成が増加する可能性があることを初めて示すものである.今後,アルギニンが筋タンパク質合成を増加させることや不活動に伴う遅筋の萎縮を軽減することが明らかになれば,ロイシン (mTORC1活性化により筋タンパク質合成を増加させる必須アミノ酸) とともに,アルギニンも筋萎縮に対抗する栄養成分の候補となる可能性がある.

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2021 2020 2019

すべて 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 伸張性収縮後の筋力回復に効果的な栄養戦略はあるのか?-アミノ酸やタンパク質の摂取に着目して-2021

    • 著者名/発表者名
      神崎 圭太
    • 学会等名
      第28回日本運動生理学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] アルギニン摂取が骨格筋の mTORC1 シグナルに及ぼす影響2020

    • 著者名/発表者名
      山崎幸、清水梨紗、林茉菜美、神崎圭太
    • 学会等名
      第74回日本栄養・食糧学会大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] レジスタンス運動が骨格筋のアミノ酸センサーの発現に及ぼす影響2020

    • 著者名/発表者名
      神崎圭太、丸中絢華、山崎幸
    • 学会等名
      第74回日本栄養・食糧学会大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] アルギニンの摂取が伸張性収縮後の筋力回復を促進するメカニズム2019

    • 著者名/発表者名
      神崎圭太、中村博範、渡邊大輝、和田正信
    • 学会等名
      日本運動生理学会27回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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