研究課題/領域番号 |
18K18598
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
古橋 忠晃 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 准教授 (50402384)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ひきこもり / 社会的退却 / フランス / ヨーロッパ / 青年 / 国際尺度 / 国際標準尺度 / ゲーム依存 / 英国 |
研究成果の概要 |
研究代表者はグラスゴー大学のHamish McLeod氏やMaki Rooksby氏らと共に「ひきこもり」尺度の英語版を作成した。尺度は順序尺度(ordinal scale)で作成し、生活状況(Daily Life & Self Care)、社会参加(Occupational Role)、社会的交流(Social Interaction)の三つの程度について総合的に把握できるものを作成した。作成した尺度を英語版は英国の臨床での適用を試み、さらに他尺度のとの相関を調べた。またフランス語版と日本語版を作成し、日仏の臨床で「ひきこもり」を対象に尺度を適用し信頼性と妥当性を検証するための準備を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなどヨーロッパ各地で多くの「ひきこもり」研究がまさに行われようとしている状況である。実際、「ひきこもり」を現地に見出したという報告がヨーロッパ各国からなされてきている。本研究によって国際標準尺度が作成されたので、今後ヨーロッパの研究者にとっても極めて有用となり、本研究はこれまでのひきこもり研究の体系や方向を大きく変革・転換させる可能性がある。研究代表者の西欧における臨床研究活動は、西欧のメディアでもしばしば取り上げられており、その成果は学術的意義を超えて社会的意義を有することが期待される。
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