研究課題/領域番号 |
18KK0186
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
若月 利之 島根大学, その他部局等, 名誉教授 (50127156)
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研究分担者 |
村田 周祐 鳥取大学, 地域学部, 教授 (00634221)
渡邊 芳倫 福島大学, 食農学類, 准教授 (30548855)
林 昌平 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 助教 (20725593)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | Sawah Technology / アフリカ水田農法 / 内発的水田開発 / Kebbi Rice Revolution / 水田稲作の在地化 / 水田プラットフォームの進化 / サバンナ帯の氾濫原と内陸デルタの水田稲作 / 内陸小低地の水田稲作 / 水田platformの進化 / Kebbi rice revolution / 農民組織 / Sawah technology / Yield Gap / 微生物 群集構造 / 微生物群集 / Sawah system evolution / Paddy yield gap / アフリカの水田進化 / 水田仮説 / 水田農業とアフリカの緑の革命 / Sawah hypothesis / Sawah Hypothesis / Kebbi稲作革命 / 水田仮説1 / 水田仮説2 |
研究成果の概要 |
ケッビ州のニジェール川本支流氾濫原50万haで、アフリカ水田農法(Sawah Technology)が普及・進化し、農民の自力(内発的)携帯ポンプ灌漑水田稲作が2011年以降、持続的に拡大している。乾雨期稲作が2021年までの10年間で年間20万ha以上に拡大し、年間籾生産100万トン以上を実現したことを、ナイジェリア国立農業機械化センター(NCAM)のSawah teamとの共同現地調査、Google earth衛星画像、文献調査等により確認した。ナ国連邦農業省は世銀のAPPEALSやJICAのAFICATプログラム等の支援を得てSawah Technologyの全国普及活動を本格化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SSAでは稲の生育環境,水田と生産物,籾がpaddy一語で混同されているため、水田稲作発展の阻害要因となっている。水田(Sawah)の改良進化を実現するエコテクノロジーと品種改良技術はSSAの水田稲作発展の車の両輪である。アフリカ水田農法(Sawah Technology)は、Kebbi州の氾濫原のみならず、今後10数年以内にナイジェリア全土と西アフリア諸国の氾濫原や内陸デルタ及び内陸小低地に普及可能である。さらに、数10年後を展望すれば、チャド湖周辺や南スーダン等のサヘル帯は、ナイルデルタやインドのデカン高原のバーテソル地帯と生態環境が類似し、SSAの中核的稲作地帯になるポテンシャルがある。
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