研究課題
基盤研究(C)
自然利子率は、経済に対して中立的で物価変動をもたらさない金利水準として一般に定義され、特に金融政策の分野では、市場実質金利と自然利子率の差が政策スタンスを測る尺度となる。本研究課題では、日本の自然利子率の計測とそのマクロ政策含意について比較実証研究を行う。理論概念の整理および近年のゼロ金利制約との関係などを踏まえたうえで、フィルタリング・ベース、生産関数アプローチに基づく推計値を比較する。政策反応関数に基づき評価を行った結果、生産関数アプローチに基づく推計値の妥当性が浮き彫りにされる。
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