研究課題/領域番号 |
19580181
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林学・森林工学
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研究機関 | 独立行政法人森林総合研究所 |
研究代表者 |
吉永 秀一郎 独立行政法人森林総合研究所, 九州支所, 研究調整監 (10353913)
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研究分担者 |
森貞 和仁 独立行政法人森林総合研究所, 温暖化対応推進拠点, チーム長 (70353886)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 森林生態・保護・保全 / 森林土壌 / 土壌炭素 / 蓄積速度 / 有機炭素 / クロノシークエンス / 火山噴出物 / 岩屑流堆積物 / 土壌生成 / 泥流堆積物 |
研究概要 |
歴史時代に噴出した降下テフラ、歴史時代に発生した岩屑流堆積物、洪水堆積物に発達した土壌を対象として、有機炭素蓄積速度を測定した。降下テフラに発達した土壌では0.01~0.05kgC m^<-2>y^<-1>、岩屑流堆積物に発達した土壌では0.003~0.004kgC m^<-2>y^<-1>の値を示し、細粒画分が多い降下テフラの方が1桁大きい蓄積速度を示した。また、日光千手が原において異なる時期に堆積した洪水堆積物に発達した土壌では過去約100年前までの堆積物では0.02~0.04kgC m^<-2>y^<-1>であったが、約300年前ならびに約1300年前の堆積物では0.01kgC m^<-2>y^<-1>以下であった。降下テフラに発達した土壌における有機炭素の蓄積速度は、Schlesinger(1990)がまとめた欧米の氷河後退地や岩屑流堆積地における蓄積速度(最大で約0.01kgC m^<-2>y^<-1>)よりは大きい値を示したが、岩屑流堆積物に発達した土壌では同等の蓄積速度であった。
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