研究課題/領域番号 |
19H01726
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
藤本 義博 岡山理科大学, 教職支援センター, 教授 (60173473)
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研究分担者 |
野内 頼一 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (00741696)
岡本 弥彦 岡山理科大学, 教職支援センター, 教授 (10367245)
藤枝 秀樹 国立教育政策研究所, 研究企画開発部, 教育課程調査官 (20741705)
益田 裕充 群馬大学, 共同教育学部, 教授 (30511505)
小倉 恭彦 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 学力調査官 (30825998)
木原 俊行 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 教授 (40231287)
柴田 好章 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (70293272)
遠山 一郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (70806596)
後藤 文博 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 学力調査官 (90826588)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | 教員研修 / 教員養成 / 授業研究 / オンラインとオフライン / 指導と評価の一体化 / 中学校理科授業 / 授業改善 / 科学的な探究 / 授業研究リレー / 教師教育 / 理科教育 / 科学的に探究する能力 / ポータルサイト / 新型コロナウイルス / オンライン / 理科 / コラボレーションツール / 遠隔教育・学習 / 授業スキル / 教材開発 / 学力調査 / 教育評価 / アクティブ・ラーニング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、平成29年告示の学習指導要領が目指す主体的・対話的で深い学びの実現による資質・能力の育成や国内外の学力調査の結果から明らかになった課題を解決する授業研究を発展させるために、「授業支援ツールを活用した授業研究ポータルサイト」の開発と運用のあり方を明らかにすることである。 授業研究ポータルサイトは、木原・島田・寺嶋(2015)の「学校研究発展要因の3層モデル」の研究成果を援用して設計し、国立教育政策研究所(2017)の「理科の学習指導の改善・充実に関する指導事例集」に示された映像資料をマルチプラットフォーム仕様のコンテンツにして授業改善の重要な視点を共有し、優れた授業デザインを開発する。
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研究成果の概要 |
「学校研究発展要因の3層モデル」を援用して構築した授業研究ポータルサイトは、学校と外部組織の多様な他者との協働による授業研究を可能にし、有効に機能することが明らかとなった。 具体的には、岡山県総合教育センターが主催する教員研修でslackをプラットフォームとした「授業研究ポータルサイト」を2021年7月から2022年1月の期間継続して利用し、研修に参加した26名の教員のよる授業研究リレーに取り組んだ。その結果、「学校が異なる先生と同じ学年の同じ単元や題材の授業をともに進めて生徒の実態を情報共有することは授業改善を粘り強く続けるモチベーションになった。」という成果があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平成29年告示の学習指導要領が目指す資質・能力の育成や国内外の学力調査の結果から明らかになった課題を解決する授業研究を発展させるために、教育工学の視点から、木原・島田・寺嶋(2015)の「学校研究発展要因の3層モデル」の研究成果を援用して授業研究ポータルサイトを設計し、オフラインとオンラインのハイブリッド教員研修のあり方とその効果を明らかにした点で学術的意義が深いと考える。また、開発した授業デザインや学習指導案・ワークシート、教員研修のデザインは、研修に参加した教員から「考えが広がる」「継続して授業改善に取り組める」と好評であった点は社会的意義が深いと考える。
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