研究課題/領域番号 |
19H04031
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大日向 耕作 京都大学, 農学研究科, 准教授 (00361147)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
|
キーワード | ジペプチドライブラリー / 加齢 / 老化 / 情報伝達ネットワーク / 作用経路 / ペプチド / 食欲 / グレリン感受性 / 高脂肪食 / 神経系 / 生体情報ネットワーク / 動脈 / 血圧 / ジペプチド / 構造-活性相関 / CCK / NO / 外因性物質 |
研究開始時の研究の概要 |
生体は部分的な機能障害が原因で個体全体の機能不全に陥ることがないよう種々の情報伝達ネットワークを形成している。加齢により生体は恒常性が維持されている状態から、生理的老化、病的老化を経て老化関連疾患を発症し最終的に死に至る。老化の全体像を俯瞰するためには、このネットワークの変容や破綻を捉えることが不可欠である。本研究では包括的なペプチド利用により生体情報伝達ネットワークの加齢による変容解明を図る。
|
研究成果の概要 |
生体は、部分的な機能障害が原因で個体の機能不全に陥ることがないよう情報伝達ネットワークによってコントロールされている。この情報伝達ネットワークは加齢により徐々に変容し破綻していく。本研究では、多様性と反応性を兼ね備えるジペプチドライブラリーを用いて、情報伝達ネットワークの変容を体系的・包括的に検討し、老化の全体像を俯瞰することを目指した。併せて、情報伝達ネットワークが変容した個体において有効な生理活性ペプチドを探索し発見した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
老化とは情報伝達ネットワークの変容や破綻により生じる表現型と考えられるが、実際に、どのような細胞や組織がどのようなプロセスを経て機能が低下していくのか不明な点が多い。今回、多様性と反応性を有するジペプチドライブラリーを用いて変容する情報伝達ネットワークの実体をあぶり出すことに成功した。加えて、加齢や栄養条件によって変容したネットワークにおいて効率的に作用する新しいペプチドも発見した。基礎科学とその応用のいずれにも貢献したといえる。
|