研究課題/領域番号 |
19K00004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
檜垣 立哉 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (70242071)
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研究分担者 |
久保 明教 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (00723868)
近藤 和敬 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 准教授 (90608572)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 存在論的転回 / アクターネットワークセオリー / レヴィ=ストロース / ドゥルーズ=ガタリ / ポストヒューマン / ブリュノ・ラトゥール / 生態学的転回 / 人類学と哲学 / ドゥルーズ / ラトゥール / 人類学理論 / 現代フランス哲学 / STS / 人類学 / ブルノ・ラトゥール / フィリップ・デスコラ / 現代哲学 / 哲学 / フランス哲学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、21世紀以降著しい、現代哲学と人類学との再交錯について、そのあり方と深度を問うべく、異分野の研究者の共同において行われるものである。現代哲学と人類学は、アクターネットワークセオリーや多自然主義など多くの思想的概念を生みだし、それらは哲学の新しい動きにも呼応しているが、伝統的な哲学や20世紀のすでに古典となりつつある現代哲学の世界からみたその意義は未だに確定していない。本研究においては、そのような観点から、かつてきわめて盛んであった哲学と人類学の再度の交錯を検討推進し、同時にその意義を推し量るものである。
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研究成果の概要 |
本研究は、二一世紀に人類学における「存在論的転回」「生態論的転回」「ポストヒューマンの人類学」などの新潮流をうけ、従来にない新しい人類学と思想の交錯が生じている状況を踏まえ、人類学者と哲学者のあいだでおこなわれたものである。人類学の転回が一面では二〇世紀後半のフランス現代思想を踏まえるかたちで、ラトゥール、ヴィヴェイロス・デ・カステロ、ハラウェイの研究動向を軸に進展する事態を、日本のアニミズムの再評価などをも見据え、レヴィ=ストロースやデリダ、ドゥル-ス以降のフランス思想との連関を辿りながら、各種研究会の開や海外発表をおこない、成果報告となる書物を勁草書房より刊行するに到った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人類学は、二一世紀において、深くその理論的根拠の刷新を自ら求め、それをおこなうことにより、ポストヒューマン的な状況に対応しようとしてきた。その中ではレヴィ=ストロース以降、デリダやドゥルーズ=ガタリを含むフランス現代思想を利用するとともに、フランス思想側にもその反省を迫る部分があった。本研究では、人類学のこうした変容が、実践面でも思想面でも大きな転換を要求していることを前提に、哲学の側からの交錯的な検討を果たすことにより、その現代的意義をより明確にすることができた。こうした研究は各分野の交錯が再度求められている人文学研究においても、一定の意味があったと考えられる。
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