研究課題/領域番号 |
19K02743
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 大阪大谷大学 |
研究代表者 |
地下 まゆみ 大阪大谷大学, 教育学部, 教授 (20406804)
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研究分担者 |
岡 みゆき 大阪大谷大学, 教育学部, 准教授 (20511893)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 幼児期 / 防災教育 / 体力・運動能力 |
研究開始時の研究の概要 |
東日本大震災、熊本地震だけでなく、大雨による災害など、日本では自然災害が多数発生している。そのため、保育・教育分野においても子どもたちの防災教育に対する関心が高まっている。子どもを預かる保育・教育の現場では、『自らの生命を守るための防災教育』の必要性を鑑み、避難行動を含む防災教育を実施されている。本研究では幼児期に着目し、子どもの生活環境と行動特性を踏まえた、保育者と幼児期の子どものための『自らの生命を守るための防災教育』として子どもが災害に遭遇した際に必要な体力・運動能力に焦点をおいた具体的カリキュラムを確立する。
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研究成果の概要 |
地震や大雨など自然現象を引き金とした自然災害が発生し、被害報告が年々増えている。保育園や幼稚園などの就学前施設では、避難訓練を含む活動を通して自らの生命を守るための防災教育が必要となっている。本研究では就学前施設に勤務する保育者に防災教育や避難訓練の現状についてアンケート調査を行った。調査結果を基に、幼児期の子どもが災害に遭遇した際に必要な体力・運動能力に着目し作成した絵本教材を用いた防災教育を立案し実践した。就学前施設にて日常的に実践できる防災教育として効果が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの防災教育は、地震や火災発災時に避難する訓練として行われてきた。しかし、地球温暖化も影響し気象災害が多くなっているため、水害や土砂災害の知識や避難する力も求められている。自然災害を恐れるのではなく自ら安全に避難する力を幼児期の子どもに教育することは、自助だけでなく共助にも関係する。自ら歩いて避難できる幼児期の子どもは避難弱者ではなく避難率先者であり、作成した防災絵本を活用することにより防災に関する専門的知識がなくとも子どもの自助力を高めることが可能である。
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