研究課題/領域番号 |
19K03087
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 公立諏訪東京理科大学 |
研究代表者 |
広瀬 啓雄 公立諏訪東京理科大学, 工学部, 教授 (50228839)
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研究分担者 |
尾崎 剛 公立諏訪東京理科大学, 工学部, 准教授 (80712158)
平田 幸広 公立諏訪東京理科大学, 工学部, 教授 (70238369)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | プログラミング教育 / 情報教育 / プログラミング的思考 / 授業改善 / カリキュラム設計 / 初等教育 / 中等教育 / 学習環境 / 指導計画 / 教育システム構築 / 教員意識 / 教育改善 / アンプラグドコンピューティング / 教育効果 |
研究開始時の研究の概要 |
初等教育でプログラミング教育を実施するにあたり,教育の方法論の未確立,教諭の知識・理解不足,教育効果の測定方法などの問題が残されている。これらより,現状ではプログラミング教育の実施・改善活動が困難となる可能性がある。 本研究では,プログラミング的思考を重視した情報教育のシステム化を取り組み,小学校においてPDCAサイクル実施による授業改善を可能とすることを目指す。具体的には,小学校におけるプログラミング教育のための授業デザイン例の提示,授業支援システムの構築,学習効果の測定質問紙作成を行い,PDCAを回すための基盤環境を整える。
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研究成果の概要 |
プログラミング教育を実践し,次年度以降も継続的なプログラミング教育スキルの向上,教育効果の向上を求めるためには次の点が重要である。①授業の発案,計画,資料作成などの情報収集には外部の知識を活用すべきである。②授業実践は現職の教員が行うことにより,次年度以降の教育改善PDCAにつながる。③教育員会が主導してモデルカリキュラム構築,全市内展開の教員研修,授業支援要員の手配を行うべきである。この仕組みが確立されれば,プログラミング教育のシステム化は達成できると考える。今後は,この研究で得られたGPを集め,初等教育から中等教育がシームレスに継続される情報教育の確立を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校中学校でのプログラミング教育が必修化されたが,教育効果を上げるためのPDCA確立は,教育現場での喫緊の課題である。本研究の教育実践結果から導かれた3つの知見は,今後のプログラミング教育をデザインするにあたり有用である。 また,プログラミング教育に熱心な特定の教員や学年,小学校などの取り組みを,単年度の取り組みにとどめず継続的に,かつ,どの小学校においても公平な教育を受けるためには,教育委員会が主体となりプログラミング教育のGP(Good Practice)の発掘,情報の共有,教員教育,授業支援をすることが極めて重要である。
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