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海水魚には本当に絶滅危惧種は少ないのか?―兄弟姉妹推定による絶滅危険度評価法開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K06206
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40030:水圏生産科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

中山 耕至  京都大学, 農学研究科, 助教 (50324661)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード有効親個体数 / 海水魚 / 絶滅危惧種 / ヤマノカミ / エツ / アリアケヒメシラウオ / 一塩基多型 / 有効個体数 / ハゼクチ / 有効親魚数
研究開始時の研究の概要

魚類資源の持続的な利用および生物多様性保全のためには,対象各種について絶滅危険度を評価し,必要なものについては絶滅危惧種の指定を行って保全管理策を検討する必要がある.しかし,重要な水産資源の多くを含む海水魚については,絶滅危険度評価の難しさのため絶滅危惧種の指定はほとんど進んでいない.本研究では遺伝的情報に基づいて数種の海水魚の親魚個体数とその経年変化を推定し,それを指標とした絶滅危険度評価手法の実用性について検討する.

研究成果の概要

海水魚は淡水魚とは異なり開放的な環境に生息していることが多いため,個体数の経年的減少の確認などに基づく絶滅危険度の定量評価が難しく,それが海水魚で絶滅危惧種の指定が進んでいないことの一つの理由と考えられる.本研究では,有明海特産魚の数種を対象とし,複数年級群の稚魚を用いて,マイクロサテライトDNAおよびゲノムワイド一塩基多型分析に基づく有効親個体数の推定を行い,その経年的変化から絶滅危険度を評価することが可能かどうか検討した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

海水魚では絶滅危険度の評価が難しく,現状では多くの種において検討が不十分と考えられるが,なかには水産重要種でありながら絶滅が懸念されるものも含まれている.万一実際に絶滅してしまった場合には,生物多様性のみならず水産業上の深刻なダメージともなるが,逆にむやみに絶滅危惧指定を行った場合にも水産業に支障が生じる可能性があるため,保全と水産業の両立のためには絶滅危険度の適切な評価が重要となる.本研究では複数年級群の稚魚について有効親個体数の推定を行い,その経年変化を絶滅危険度の評価に利用できる可能性を示した.

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヤマノカミの仔稚魚採集数経年変化と遺伝的分析に基づく集団サイズ変動推定の試み2021

    • 著者名/発表者名
      横井泰周・中山耕至
    • 学会等名
      2021年度日本魚類学会年会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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